メールアドレスRFC違反チェックフラグ

目次

1.機能概要
2.RFCに準拠していない場合の影響
3.導入手順


1.機能概要

本機能を利用すると、ショップ管理ツールおよびユーザーウェブで登録するメールアドレスに対して、
RFC違反(※)でないかどうかをチェックできます。
RFC違反メールアドレスの場合、登録・更新時にエラーになります。

(※)IETFが発行している、メールアドレスに関するRFCで定められた仕様・要件に準拠していない状態


メッセージ表示イメージ
RFC違反ではないと判定される条件は、以下の通りです。

メールアドレス全体 ・「@」が1つだけ存在している
・使用できる文字は以下のとおり
 半角英数字、「@」「.」「!」「#」「$」「%」「&」「'」 「*」「+」「-」
 「/」「=」「?」「^」「_」「`」「{」「|」「}」「~」
ローカル部(@の左側) ・「.」(ドット)を2つ以上連続で使用していない
・先頭と末尾に「.」(ドット)を使用していない
・64文字以下である
ドメイン部(@の右側) ・「.」(ドット)が1つ以上存在する
・先頭と末尾に「.」(ドット)が存在しない

以下の項目は、本設定でのチェックの対象外です。
・メールアドレス入力に使用している自由項目のうち、「属性」を「メールアドレス」以外としている項目
システム設定マスタにて、メールアドレスを登録する各種初期設定 ※一部チェック対象の初期設定あり


2.RFCに準拠していない場合の影響

RFCに準拠していないメールアドレスが登録されている場合に起こりうる影響として、以下などがあげられます。

・メルマガや自動配信メールの配信時に配信エラーになる
・受注や会員データのシステム連携時にエラーになる
・後払い決済などの決済連携時にエラーになる



3.導入手順

本初期設定を「チェックする」に変更する場合の手順について、ご紹介します。

1.【店舗様】弊社への申し込み
2.【店舗様】RFCに準拠していないメールアドレスへの対応【任意】
3.【弊社】初期設定「メールアドレスRFC違反チェックフラグ」を「チェックする」に変更

初期値は「チェックする」です。
※2024年2月14日以前に構築された店舗様の初期値は「チェックしない」です。



1.【店舗様】弊社への申し込み

初期設定「メールアドレスRFC違反チェックフラグ」を「チェックする」に変更する旨をサポート窓口までご連絡ください。
あわせて、影響調査を実施します。


2.【店舗様】RFCに準拠していないメールアドレスへの対応【任意】

すでに登録されているRFCに準拠していないメールアドレスがある場合、必要に応じて以下のような方法でお客様にお知らせください。

トピックスを利用し、RFCに準拠していないメールアドレスを変更してほしい旨をお知らせ
ページエディタなどを利用し、FAQページの作成
FAQページの例

本初期設定を「チェックする」に変更した場合の影響

RFCに準拠していないメールアドレスを登録している会員がいる場合、
ユーザーウェブ、ショップ管理ツールにおいて影響があります。

■ユーザーウェブ
 RFC違反しているメールアドレスを利用している会員は、以下の処理を実行できません。
・注文
・会員情報更新
・お問い合わせ

■ショップ管理ツール
 RFC違反しているメールアドレスを利用している会員に対して、以下を実行できません。
・会員情報の更新
・受注情報の更新


3.【弊社】初期設定「メールアドレスRFC違反チェックフラグ」を「チェックする」に変更

初期設定「メールアドレスRFC違反チェックフラグ」を「チェックする」に変更します。


当ページの記載内容は、標準機能に関するものです。
機能に関するカスタマイズをされている場合にはこの限りではありません。