ASUKA連携

目次

1. 機能概要と利用制限
2. 導入手順

機能概要と利用制限

本オプションでは、株式会社アクル様の提供する不正検知・認証システム「ASUKA」と連携し、
クレジットカード決済による注文時、ならびに、クレジットカード情報登録時にスコアリング処理を行います。

不正な取引を検知した際は、本人確認を行い、決済処理を行う前に不正利用を牽制できるという点が特徴で、
近年増加傾向にあるクレジットマスターへの対策や、チャージバック対策を可能にします。

「ASUKA」のサービス内容は公式ホームページをご覧ください。

https://akuru-inc.com/service/asuka/

ご留意事項や利用制限

・別途、株式会社アクル様へのご利用申し込み手続きが必要です。

・ASUKAの不正検知対象となるのは、クレジットカード決済(ページ遷移型除く)のみです。

・決済方法「クレジットカード(楽天カード)」は、クレジットカード番号入力欄が楽天カード提供のシステムとなり
 処理上アクセス不可のため、本機能の対象外です。
 ※ASUKAのスコアリング連携にはクレジットカード番号の連携が必須です。

・店舗様ごとのカスタマイズ内容や利用オプションとの併用可否については、導入時に影響調査が必要です。


導入手順

STEP1. 弊社への申込み【店舗様】
STEP2. アクル様への申込み【店舗様】
STEP3.【デモ環境】オプションの適用【弊社】
STEP4.【デモ環境】初期設定の登録【店舗様】
STEP5.【デモ環境】テンプレートファイルへのm:idやJavaScriptの組み込み【店舗様】
STEP6.【デモ環境】ユーザーウェブでの動作確認【店舗様】
STEP7.【本番環境】オプションの適用【弊社】
STEP8.【本番環境】初期設定の登録【店舗様】
STEP9.【本番環境】テンプレートファイルへのm:idやJavaScriptの組み込み【店舗様】
STEP10.【本番環境】ユーザーウェブでの動作確認【店舗様】


STEP1. 弊社への申込み

本オプション利用の申し込みの旨を、弊社担当営業またはサポート窓口までご連絡ください。導入時の影響調査を行います。


STEP2. アクル様への申込み【店舗様】

ASUKAへの連携項目(スコアリング対象項目)を、アクル様へ提出する「設定シート」に記入いただき、ご契約ください。
初期設定「カード入力画面PCIDSS環境利用フラグ」を利用する場合は、
「URLドメイン」にクレジットカード情報入力ページ(URL:card_input.html)のドメインをご記入ください。

下記項目がデフォルトの連携項目です。
下記項目が、ユーザーウェブのカートフローでの入力項目となっている場合は、「設定シート」の記入は必要ありません。

・Email
・カード番号
・電話番号
・配送先郵便番号
・配送先住所

※Email,カード番号は、ASUKA連携時の必須項目です。

上記のデフォルト項目を連携項目とする、かつデモ環境での検証が不要の場合は、
ebisumart利用店舗様専用の申込みフォームから、アクル様へASUKAの利用申込み(本番アカウント発行)をしてください。

本番アカウントのみ発行する場合、デモ環境でのSTEPを省略し、STEP7へ進んでください。


STEP3.【デモ環境】オプションの適用【弊社】

アクル様よりステージング環境の設定が完了した旨の連絡があり次第、オプションをONにします。


STEP4.【デモ環境】初期設定の登録【店舗様】

以下の初期設定を設定してください。

初期設定 設定内容
ASUKA:アラートメッセージ(注文情報入力) 注文情報入力ページ(cart_seisan.xhtml)において、スコアリング処理ができなかった場合に
表示するアラートメッセージを設定します。
ASUKA:アラートメッセージ(カード登録) クレジットカード情報登録ページ(member_credit_entry_input.xhtml)において、
スコアリング処理ができなかった場合に表示するアラートメッセージを設定します。
ASUKA:連携会員項目(カード登録) クレジットカード情報登録ページ(member_credit_entry_input.xhtml)における
スコアリング処理にて、ASUKA側へ連携する会員項目を選択します。
アクル様とのご契約時にスコアリング対象項目としたものを選択してください。



STEP5.【デモ環境】テンプレートファイルへのm:idやJavaScriptの組み込み【店舗様】

本オプションに関連するm:idやJavaScriptの組み込みを行ってください。

▼対象テンプレートファイル
注文情報入力ページ(userweb/smartphone>cart_seisan.xhtml)
クレジットカード情報登録ページ(userweb/smartphone>member_credit_entry_input.xhtml)
クレジットカード情報入力ページ(cart_confirm.html)(初期設定「カード入力画面PCIDSS環境利用フラグ」利用時のみ)
クレジットカード情報入力ページ(member_credit_entry.html)(初期設定「カード入力画面PCIDSS環境利用フラグ」利用時のみ)

注文情報入力ページ と 注文情報入力ページのうち、いずれかでのみスコアリング処理を行いたい場合は、
対象のテンプレートファイルにのみ組み込んでください。



注文情報入力ページ(cart_seisan.xhtml)

1.<head>タグ内に、アクル様より発行されたJavaScriptタグを記述してください。


2.<form m:id='FORM_TAG'>タグ内に、確認ボタンとして以下を記述してください。


3.カートサイドバー部分に、確認ボタンとして以下を記述してください。


初期設定「カード入力画面PCIDSS環境利用フラグ」利用時は、以下のように記載してください。



4.</body>タグの直前に、以下を記述してください。


初期設定「カード入力画面PCIDSS環境利用フラグ」利用時は、以下のように記載してください。



会員クレジットカード情報保存オプション利用時の注意点

新規のクレジットカード情報をASUKA側に連携するため、
新規クレジットカード情報の入力欄の親要素を追加し「class="new"」を親要素に付与してください。

			
<div class="new">
 <input name="saved_card" type="radio" m:id='NEW_CARD_RADIO_TAG' /> 新規クレジットカード
 <table class="newCreditCard">
  <tr>
   <th>カード名義</th>
   :
   <tr m:id='common.IF_USE_MEMBER_CREDIT_SAVE'>
   <th>カードの登録</th>
   <td>
    <input type="radio" name="save_card" m:id="SAVE_NEW_CARD_RADIO_ON_TAG" id="SAVE_NEW_CARD_RADIO_ON" />
    <label for="SAVE_NEW_CARD_RADIO_ON">このカードを登録する</label>
    <input type="radio" name="save_card" m:id="SAVE_NEW_CARD_RADIO_OFF_TAG" id="SAVE_NEW_CARD_RADIO_OFF" />
    <label for="SAVE_NEW_CARD_RADIO_OFF">このカードを登録しない</label>
   </td>
  </tr>
 </table>
</div>
			
		
最新の詳細な記述は、ショップ管理ツールサイドバーから「最新版テンプレート」をダウンロードいただき、
view/userweb/cart_seisan.xhtml をご参考ください。


注文情報入力ページ(cart_seisan.xhtml)で使用できる、本オプションに関連するm:idのリストはこちらをご覧ください。


クレジットカード情報登録ページ(member_credit_entry_input.xhtml)

1.<head>タグ内に、アクル様より発行されたJavaScriptタグを記述してください。


2.<form m:id='FORM_TAG'>タグ内に、クレジットカード情報登録ボタンとして以下を記述してください。


初期設定「カード入力画面PCIDSS環境利用フラグ」利用時は、以下のように記載してください。



3.</body>タグの直前に、以下を記述してください。


初期設定「カード入力画面PCIDSS環境利用フラグ」利用時は、以下のように記載してください。



クレジットカード情報登録ページ(member_credit_entry_input.xhtml)で使用できる、
本オプションに関連するm:idのリストはこちらをご覧ください。



クレジットカード番号の連携は「マスク済みの番号」もしくは「入力値」のどちらを連携するか、
アクル様への申込み時に選択が可能です。

「入力値」を連携する かつ、注文情報入力ページ と クレジットカード情報登録ページの両ページにてスコアリング処理を行う場合は、
m:id「CREDIT_NUMBER_INPUT_HERE」を利用し、1枠のクレジットカード番号入力欄としてください。


クレジットカード情報入力ページ(cart_confirm.html)

初期設定「カード入力画面PCIDSS環境利用フラグ」利用時に、
店舗様でテンプレートファイルを作成、編集する場合に、修正してください。
対象のテンプレートファイルは、「cart_confirm」が先頭にあるテンプレートファイルです。

1.<head>タグ内に、アクル様より発行されたJavaScriptタグを記述してください。


2.<div class="buttonarea">タグ内に、クレジットカード情報登録ボタンとして以下を記述してください。


3.<form>タグの直下に、以下を記述してください。


4.</body>タグの直前に、以下を記述してください。


5.「コンテンツ管理 > ファイル管理」の「/WEB-INF/pcidss/」配下に、修正した「cart_confirm.html」を追加してください。

デモ環境の場合は、店舗様にて修正したテンプレートファイルを反映できます。
本番環境の場合は、修正したテンプレートファイルを弊社にご共有ください。
弊社にてテンプレートファイルをPCI DSSに準拠した環境(サーバ)に配置します。


クレジットカード情報入力ページ(member_credit_entry.html)

初期設定「カード入力画面PCIDSS環境利用フラグ」利用時に、
店舗様でテンプレートファイルを作成、編集する場合に、修正してください。
対象のテンプレートファイルは、「member_credit_entry」が先頭にあるテンプレートファイルです。

1.<head>タグ内に、アクル様より発行されたJavaScriptタグを記述してください。


2.<div class="buttonarea">タグ内に、クレジットカード情報登録ボタンとして以下を記述してください。


3.<form>タグの直下に、以下を記述してください。


4.</body>タグの直前に、以下を記述してください。


5.「コンテンツ管理 > ファイル管理」の「/WEB-INF/pcidss/」配下に、修正した「member_credit_entry.html」を追加してください。

デモ環境の場合は、店舗様にて修正したテンプレートファイルを反映できます。
本番環境の場合は、修正したテンプレートファイルを弊社にご共有ください。
弊社にてテンプレートファイルをPCI DSSに準拠した環境(サーバ)に配置します。



STEP6.【デモ環境】ユーザーウェブでの動作確認【店舗様】

STEP5でm:idやJavaScriptを組み込んだページにて、クレジットカード情報を入力し、各種ボタンを押下して、
それぞれの結果項目にあることが行われることを確認してください。

ページ 動作 結果 備考
注文情報入力ページ(cart_seisan.xhtml) 新規のクレジットカード情報を入力後、[確認]ボタンを押下 ・スコアリング処理が行われる
・注文情報確認ページ(cart_confirm.xhtml)に遷移する
-
注文情報入力ページ(cart_seisan.xhtml) 保存済みのクレジットカードを選択後、[確認]ボタンを押下 ・スコアリング処理が行われる
・注文情報確認ページ(cart_confirm.xhtml)に遷移する
会員クレジットカード情報保存オプション利用時
クレジットカード情報登録ページ(member_credit_entry_input.xhtml) カード情報入力後、[カードを追加する]ボタンを押下 ・スコアリング処理が行われる
・カード情報が登録される
会員クレジットカード情報保存オプション利用時
検証完了後、アクル様へ検証が完了した旨をご連絡ください。

各判定結果による挙動について

・中リスクと判定された場合
 「クレジットカード発行会社選択」のモーダルが表示されます。
 発行会社選択にて誤りがある場合は、高リスク判定となります。

・認証に失敗した場合(連携失敗、高リスク判定)
 クレジットカード決済不可の旨を表示するモーダルが表示されます。

・認証に成功した場合
 クレジットカードのトークン取得処理、入力内容の確認を行い、注文情報確認ページへ遷移します。

・スコアリングに失敗した場合(連携項目が存在しない、スコアリング連携でタイムアウトが発生した等)
 ポップアップでアラートを表示します。
 アラートの内容は初期設定「ASUKA:アラートメッセージ(注文情報入力)」および
 「ASUKA:アラートメッセージ(カード登録)」で設定した文言を表示します。

低リスク、中リスク、高リスクの会員情報での検証をご希望の際は、
ASUKA側のダッシュボードのホワイトリスト、ブラックリストをご活用ください。



STEP7.【本番環境】オプションの適用【弊社】

本番環境向けのJavaScriptタグがアクル様より発行され次第、弊社までご連絡ください。
本番環境にてオプションをONにします。


STEP8.【本番環境】初期設定の登録【店舗様】

STEP4でデモ環境に設定した初期設定を、本番環境にも設定してください。
※デモ環境の値と同一の値を設定してください。


STEP9.【本番環境】テンプレートファイルへのm:idやJavaScriptの組み込み【店舗様】

STEP5でデモ環境に組み込んだm:idと、
アクル様より発行された、本番環境向けのJavaScriptタグ(<head>タグ内に記述)を組み込んでください。


STEP10.【本番環境】ユーザーウェブでの動作確認【店舗様】

STEP6での動作確認を、本番環境でも行ってください。


当ページの記載内容は、標準機能に関するものです。
機能に関するカスタマイズをされている場合にはこの限りではありません。