2025/11/18 重要
Google reCAPTCHAキーのGoogle Cloudへの移行について
先日、Google社より、2025年末までにGoogle reCAPTCHAキーを
Google Cloudプロジェクトに移行する必要があるというアナウンスがございましたため、
reCAPTCHA認証オプションご利用の店舗様にお知らせいたします。
現在、移行に伴うreCAPTCHAオプションの開発検討を進めておりますので、
Google Cloudプロジェクトへの移行は今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
なお、今回のアナウンスについて、店舗様で必要なご対応とEBISUMART BtoBにて対応中の事項を下記にまとめましたので、
ご確認のほどよろしくお願いいたします。
▼ 目 次
1. Google Cloudプロジェクトとは
2. Google社のアナウンスについて
3. reCAPTCHA機能移行の注意点について
4. EBISUMART BtoBでの対応と店舗様へのお願い
1. Google Cloudプロジェクトとは
Google Cloudプロジェクトとは、各種Google Cloudのリソース(サービス)を作成、管理、利用するための単位です。
https://cloud.google.com/resource-manager/docs/creating-managing-projects?hl=ja
現状、reCAPTCHAキーについてはGoogle Cloudプロジェクトでの管理ではなく、アカウント単位で管理されている状態となります。
2. Google社のアナウンスについて
Google社より移行に伴う詳細事項が公開されておりますので、下記リンク先の情報をご確認ください。
https://cloud.google.com/recaptcha/docs/migrate-recaptcha?hl=ja
■対象
reCAPTCHA Classic(現reCAPTCHA)をご利用のユーザー
■対応事項
Google reCAPTCHAキーをGoogle Cloudプロジェクトへ移行する。
※期日までにGoogle Cloudプロジェクトへの移行を行わなかった場合、
Google側にて自動的にランダムなCloudプロジェクトが生成され、既存キーが関連付けられます。
※移行に伴う機能については、現在EBISUMART BtoBにて開発検討を進めておりますので、移行対応はお待ちください。
■期限
2025年末まで
※掲載時点の情報であり、情報が更新される可能性があります。
3. reCAPTCHA機能移行の注意点について
Google CloudプロジェクトへGoogle reCAPTCHAキーを移行した場合(自動移行含む)、
reCAPTCHA機能はおおむねは従来通りに動作するとされておりますが、
ひと月当たりの評価が10,000を超えると、reCAPTCHAが停止する可能性がございます。
そのため、ひと月当たりの評価が10,000を超える場合には、
Google Cloudプロジェクト移行後に、
Googleの有償メニューである「reCAPTCHA Standard」「reCAPTCHA Enterprise」をご利用いただくことが必要となります。
「reCAPTCHA Standard」「reCAPTCHA Enterprise」にご変更いただいた場合には、
ひと月当たりの評価数が10,000を超えても動作することに加えてセキュリティ機能が追加されます。
※参考
reCAPTCHA料金表
https://cloud.google.com/security/products/recaptcha?hl=ja#pricing
reCAPTCHA の各ティア間の機能の比較
https://cloud.google.com/recaptcha/docs/compare-tiers?hl=ja
4. EBISUMART BtoBでの対応と店舗様へのお願い
現在EBISUMART BtoBでは、移行後のreCAPTCHA機能に対する対応を検討中のため、
現時点では移行いただいてもご利用いただけません。
そのため、店舗様におかれましては、
Google Cloudプロジェクトへの移行は今しばらくお待ちいただけますようお願い申し上げます。
※2025年10月20日追記
・本件につきましては、reCAPTCHAオプションを改修する形で対応することを決定しております。
・12月初旬頃のリリースを予定しており、日程が確定次第、別途追記いたします。
※2025年11月18日追記
対応方針と移行の流れについて、ご案内いたします。 ※移行の詳細な手順については、リリース時に改めてご連絡いたします。
■対応方針
Google社のサイトにて取得した値を、初期設定に登録のうえ
初期設定「reCAPTCHA使用バージョン」の選択肢を切り替えることで、以下の移行を可能にします。
・reCAPTCHA Classic(現reCAPTCHA)「v2」 → 移行後のreCAPTCHA「v2」
・reCAPTCHA Classic(現reCAPTCHA)「v3」 → 移行後のreCAPTCHA「v3」
※カード入力画面PCIDSS環境利用フラグをご利用の場合は、テンプレートの修正が必要となります。
修正箇所について、詳細はリリース時にご案内いたします。
※移行後のreCAPTCHAのタイプは、以下に対応します。(https://developers.google.com/recaptcha/docs/versions?hl=ja)
・reCAPTCHA v3
・reCAPTCHA v2([私はロボットではありません] チェックボックス)
これに伴い、初期設定「reCAPTCHA使用バージョン」の選択肢を追加、ならびに、現行の選択肢名を変更します。
<変更後の選択肢>
・v2(Classic) ※現行の「Version2」
・v3(Classic) ※現行の「Version3」
・v2
・v3
※選択肢「v2」「v3」は、Google Cloudプロジェクト移行後のreCAPTCHAとなります。
■移行の流れ ※現時点で想定している流れとなります。リリース時に、詳細な手順をご連絡いたします。
1)Google社のサイトにて、reCAPTCHA Classic(現reCAPTCHA)から移行する
https://docs.cloud.google.com/recaptcha/docs/migrate-recaptcha?hl=ja
2)Google社のサイトにて取得した値を、各初期設定に登録
| 「v2」利用時の初期設定 | 新規/既存 | 既存の変更点 (説明文の変更は記載対象外) |
|---|---|---|
| reCAPTCHA設定SiteKey(v2用) | 既存 reCAPTCHA設定SiteKey | 設定名変更 |
| reCAPTCHA設定SecretKey(v2用) | 既存 reCAPTCHA設定SecretKey | 設定名変更 |
| reCAPTCHA設定プロジェクトID(v2用) | 新規 | ー |
| reCAPTCHA設定APIキー(v2用) | 新規 | ー |
| reCAPTCHA bot判定閾値(v2用) | 新規 | ー |
| 「v3」利用時の初期設定 | 新規/既存 | 既存の変更点 (説明文の変更は記載対象外) |
| reCAPTCHA設定SiteKey(v3用) | 既存 reCAPTCHA設定SiteKey(v3用) | 変更なし |
| reCAPTCHA設定SecretKey(v3用) | 既存 reCAPTCHA設定SecretKey(v3用) | 変更なし |
| reCAPTCHA設定プロジェクトID(v3用) | 新規 | ー |
| reCAPTCHA設定APIキー(v3用) | 新規 | ー |
| reCAPTCHA bot判定閾値(v3用) | 既存 reCAPTCHA v3 bot判定閾値 | 設定名変更 |
3)初期設定「reCAPTCHA使用バージョン」の選択肢を切り替え
■リリース時期
12月1週目でのリリースを予定しております。
12月2日(火)配信の機能更新のお知らせメールで、リリースした旨と詳細な移行手順をご連絡いたします。
更新履歴
2025/6/20 新規作成
2025/10/20 「4. EBISUMART BtoBでの対応と店舗様へのお願い」へ追記
2025/11/18 「4. EBISUMART BtoBでの対応と店舗様へのお願い」へ追記

